あの素晴らしい日ペンの美子ちゃんをもう一度

あの素晴らしい日ペンの美子ちゃんをもう一度
会社でなぜか雑誌裏表紙の広告の話になり(身長が伸びるやつとか筋肉モリモリにやつとか)、そういえばこのあいだ電車の中吊り広告で日ペンの美子ちゃん本というのを見かけたなーと思って本屋に行き、立ち読みするだけのつもりだったのがつい買ってしまった。
美子ちゃんを描いていた人は歴代に4人いるのだけど、本屋でぱらぱらめくっていて気がついた。3代目ってこの絵は佐藤元では…(作者名は「まつもとみな」になっていた)と思って読んでいたらやはりそうだった。その後佐藤元は日ペン広告マンガとは別で美子ちゃんSFマンガを描いて発表したりしていたらしい。そして一代目作者は矢吹れい子となっているが中山星香。この人のマンガ読んだことないのであんまりピンと来なかったけれどこれもびっくりした。なんでみんな変名で書いているんだろう。隠したい過去なのか?w …というのは冗談ですが「ペンネームそのままだと美子ちゃんのイメージが強いので…」ということらしいです。なるほど。
歴代の美子ちゃんはこちらで見れます
http://www.gakubun.co.jp/miko.html
どれも見たことはあるけど(2代目は1代目と似てるし期間も短かったのでよくわからないが)私にとってはやっぱり1代目の美子ちゃんが印象強いかなぁ。(トシがばれる?)恋愛とファッション命で、キレイな文字を武器に男の子にラブレター出しまくり、っていう。4代それぞれ性格が違っていておもしろい。

    • 1代目(1972年〜1984年):オサレ、優等生、男の子にモテモテ、(当時の)女の子のあこがれ的キャラ。キレイな字のおかげでこんなにいいことが!的ストーリー多し
    • 2代目(1984年):1代目のイメージをを引き継いだ感じ。数ヶ月しか描いてなかったようなのでレアキャラ?
    • 3代目(1984年〜1987年):なぜか突然アニメ絵に。ワープロ少女マイコ、マンガ字少女マコとの対決ネタなど、学園ドタバタ系に。(衣装もセーラー服が多い)
    • 4代目(1988年〜99年):絵柄は少女漫画っぽいものに戻るが3代目を踏襲して学園もの系。ドジをやらかしたり、キレイな字のおかげで宛名書きを押し付けられたりトホホな内容多し。遊ぶためのお金をバイトで稼いだりと現代っ子

1代目美子ちゃんにはOL編、結婚編までありました。びっくり。社内結婚らしい。かっこいいボーイフレンドが何人もいた気がするけど、結婚相手はわりと地味め。(恋愛と結婚は別なのか?)
巻末にはあの「実用新案の文字練習器」のヒミツが明らかに!(ってほどでもないが)気になってたんだよねあれ。ビ・マスターという名前らしい。なんじゃそりゃ。「実用新案の文字練習器」ってなんかすごい画期的な器具を想像してましたが、えっこんなんなの?とちょっと思ったw
ところで、美子ちゃん広告を最近見かけなくなったので、日ペンはつぶれたのかと思ってました。